ロイヤル コペンハーゲンのイヤープレートは初めて発表された1908年から毎年欠かさずに作り続けられており、その絵はロイヤルコペンハーゲンのイメージ通りコバルトブルーを使って描かれています。大体11月1日頃に次の年の分が発表されるため、2022年度の物はあと1ヶ月ぐらいで公開されますね😆2022年で114枚目という、長い歴史を持っています。
1952年まではクリスマスを表すデンマーク語の「JUL」という文字がリムの部分に刻まれていましたが、その後は年数のみとなりました。そのため、デンマークでは今も「クリスマスプレート」と呼ばれ親しまれています。
ロイヤルコペンハーゲン イヤープレート(1945年) |
デザインは時代ごとに移り変わっているので、その絵から当時を振り返るとされに楽しめます。当初は、特に、聖書の物語からそのまま採られたような絵柄も多く、記念すべき1枚目は聖母マリアとその子です。しかし、発表当初は世界中の人々を魅了することになるとは想像もせず、初年度版は大変少ない数しか制作されませんでした。そのため、相場はなんと、、少なくとも20万円以上となっています。
ロイヤルコペンハーゲン イヤープレート(1908年) |
1960年代ごろまでは天使など聖書にまつわる物が多く描かれましたが、それ以降には家庭のクリスマスの風景、明るく豊かな一般市民の生活が積極的に描かれるようになりました。デンマークでクリスマスを楽しむ光景から当時の人々の様子が伺えますね👪
しかし、ここ数年はコロナの影響でしょうか、2019年から2021年のデザインでは動物がメインで人々の姿はそこにはなく、少し暗めな印象ですね。2021年のイヤープレートは、「WINTER IN THE GARDEN」、ウィンターインザガーデンというタイトルがつけられました。
ロイヤルコペンハーゲン イヤープレート(2021年) |
デンマークの日常に見られる庭のエサ台に集まる「ミソサザエ」と言う小鳥たちを描いています。コロナで盛大なパーティーなどは出来ませんが、温かい家の中から外を眺めている家族の光景が浮かびますね。
イヤープレートに似た物で2019年には、オリンピックに合わせて赤レンガでお馴染みの東京駅丸ノ内駅舎をモチーフにしたヘリテージプレートも発表されました。実は、この建物もイヤープレートの製造が始まった1908年に建造されたものでその縁もあってデザインに採用されたようです。
ロイヤルコペンハーゲン ヘリテージプレート(2020年) |
誕生年や結婚など、記念日に合わせたイヤープレートを楽しんでみるのはいかがですか👍
0 件のコメント:
コメントを投稿