前回の記事ではロイヤルクラウンダービーの「イマリ柄」のシリーズを特集しましたが、本日の特集は「エアルーム」を含むロイヤルアルバートのイマリ柄のシリーズです!
ロイヤルアルバートでイマリと言えば「エアルーム」と思っている人もいるかもしれませんが、実はロイヤルアルバートには「イマリ柄」デザインはめちゃくちゃ沢山あります!
今回はその中のいくつかを紹介しながら一緒に「エアルーム」との違いを見ていきましょう♪
もしかすると、「エアルーム」よりさらにあなたの心を打つ作品に出合えるがもしれませんね😊
まずは「エアルーム」の紹介
「エアルーム」 |
「エアルーム」は1979年から2001年(Royalalbertpatterns 参考)にかけて製造されたシリーズそうですが、詳しい年代については1960年代ごろからという人もいて判断が難しいところです。実は、「エアルーム」は下の写真にある「ダービーパターン」や「4534パターン」と全く同じデザインでパターン名を「エアルーム」と改名したようです。「ダービーパターン」という名前でピンと来た方もいるかもしれませんね。そのデザイン考案の裏にはイギリスの名窯「ロイヤルクラウンダービー」がありました。
ロイヤルアルバートの歴史の記事で書きましたが、窯が創設されたのは1896年のことです。創業当初、周りにはもう既に名だたる窯があった状況で、ロイヤルアルバート窯はロイヤルクラウンダービーの大ヒット作である「イマリ柄」を、もしも、もっと安価に作ることが出来たらヒットするのではということで、「ダービーパターン」を考案しました。この「ダービーパターン」は20世紀初頭から製造されているため、愛知県陶磁資料館さんは「エアルーム」の製造開始年数を1903年とされていますね。
「ダービーパターン」 |
「4534パターン」(Royalalbertpatterns 参考) |
名前の「エアルーム」はHeirloom =「家宝」という意味の英語に由来します。ロイヤルアルバートの創業当初から受け継がれてきたデザインである「ダービーパターン」をまるで先祖代々受け継がれて来た家宝のようだということで名付けられたのではと私は感じました👪
このコバルトブルーで上品に彩ったイマリ柄は大人気で「ダウントンアビー」の作中でも使われましたね!
おまけ(ロイヤルアルバート シリーズ名ありのイマリ柄あれこれ)
「アルハンブラ(alhambra)」
「アルハンブラ」(1917-1931)(Royalalbertpatterns参考) |
「ヘリテージ(heritage)」
「ヘリテージ」(1950年代)(Royalalbertpatterns参考) |
「デボン(devon)」
「デボン」(1927-1935)(Royalalbertpatterns参考) |
「グラディオラ(gladiora)」
「グラディオラ」(1927-1935)(Royalalbertpatterns参考) |
「ラジウム(radium)」
「ラジウム」(1905-1920年代)(Royalalbertpatterns参考) |
「ウィヴェル(wivel)」
「ウィヴェル」(1925-1927)(Royalalbertpatterns参考) |
終わりに
ロイヤルクラウンダービーのイマリ柄に続いて、今回はロイヤルアルバートのイマリ柄を紹介しました。
エアルームだけでなくロイヤルアルバートにも様々な「イマリ柄」があったことをお判りいただけたと思います😊
私のオンラインショップyumikichiでも、エアルームのお品を取り扱っているので是非ご検討ください!
0 件のコメント:
コメントを投稿