皆さんこんにちは。今回はイギリスの「ロイヤルスタンダード」のトレードネーム(商標)で知られるボーンチャイナの歴史について書いていきますね😀 トレードネームについて分からない人も記事の途中に詳しい説明があるので大丈夫です!
ロイヤルスタンダードの作品 (YUMIKICHIにて販売中) |
実は「ロイヤルスタンダード」の歴史は、「ロイヤルアルバート」のトレードネームで知られるトーマス・C・ワイルド窯と密接に関わっていると言えます。そのため、もしまだ以前紹介した「ロイヤルアルバートの歴史についてのお話」を読まれていない方は是非先にチェックしてみて下さいね☆
それでは、「ロイヤルスタンダード」の歴史についてみていきましょう!
チャップマンズ・ロングトン窯の創業
20世紀初頭、イギリスの陶磁器産業の中心地であるストークオントレント、ロングトンの町では、イギリス王室から愛用され「ロイヤルアルバート」の名で親しまれていた、トーマス・C・ワイルド(TCW)窯が大成功を収め、中心的な存在でした。1920 年代までに、TCW窯は 10 以上の陶器ビジネスを所有、関与していたと言われています。そんなTCW窯の完全子会社としてチャップマンズ・ロングトン窯は1916年に創業しました。
トレードネームの使用
ボーンチャイナの作品の多くにはバックスタンプに窯名が印字される(ウェッジウッドやロイヤルクラウンダービーなど)ことが多いですが、窯の中には「トレードネーム」や「ブランド名」と呼ばれるものを販売促進のために、窯名の代わりに商品に印字する場合があります。
親窯のTCWが「ロイヤルアルバート」というトレードネームを用いていたように、チャップマン・ロングトン窯でもトレードネームを使用しています。
年代ごとに使っている「トレードネーム」を変えており、1916年頃から1930年頃まで「スタンダード・チャイナ」という名前を用いていましたが、1938年から1941年にかけて「ロイヤル・メイフェア」と呼ばれるようになりました。そして、もっともよく知られているトレードネームである「ロイヤル・スタンダード」は、1949年頃から使われていたと言われていますね。
「ロイヤル・スタンダード」Royal Standardのトレードネーム |
作品から見る共通点
チャップマンズ・ロングトン窯はTCW窯の完全子会社なだけあってとても似た作品も数多く見られます。ロイヤルアルバートの「レディカーライル」はピンクを基調とした薔薇のデザインで長年愛されていますが、ロイヤルスタンダードの「レディシンシア」はまるで色違いかのようなそっくりなデザインですね👫
「レディカーライル」(ロイヤルアルバート) |
「レディシンシア」(ロイヤルスタンダード)(Replacement参照) |
終わりに
今回は「ロイヤルスタンダード」の歴史について紹介しました。
私のオンラインショップyumikichiでも、ロイヤルスタンダードのお品を取り扱っているので是非ご検討ください!
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